三船敏郎・宮本武蔵3部作の完結編。
高明な剣豪となった宮本武蔵。
ついに佐々木小次郎と対峙することとなり、決闘の約束をしたが、思うところあり1年の延期を申し出る。
法典ヵ原の寂れた村で田畑を耕す日々を送る。そこへお通、朱実も後を追って訪れるが、朱実は悲しき顛末を迎える。
再び小次郎からの決闘の申し入れを受けた武蔵は、お通と城太郎には黙って小倉へ向かい対決に臨む。
ということで、もう出てくる人みんなその時代の人そのものって感じ。
最近の映画のキャストミスだろこれ、みたいな感覚が全然ない。姿勢、立ち振る舞いが現代人とはやはり違う。
映像の迫力もダンチ、レベチです。
村の茅葺き屋根の家屋に火をつけるシーンとか、実際に白煙モクモクで燃え盛ってる。
ラストの武蔵対小次郎のシーンも緊張感があって良かった。
悲恋に苦しむお通が病に体を蝕まれながら、我儘に決闘に行かないでくれとせがむのに対して、武蔵のかけた妻であるならそのようなことは言わないでくれという言葉に、お通がキリッと喜びと決意の表情に変わったところがグッときた。
これプロポーズじゃんよ〜。と硬派系なキュンを感じました。
追伸 又八出ず…