TOMJFK

フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白のTOMJFKのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

都合良過ぎませんか?

1992年のJJエイブラムス脚本の「フォー・エヴァー・ヤング」
JJが26歳の時の脚本だ。
個人的には、 SFでもなんでも、俳優が良くて、音楽が良くて描き方が情感たっぷりであれば、 どんな設定でも感情移入するかと言うと、 そんなことは無いです

膨大であろう予算は誰が拠出したのか不明だが、 ほとんど誰にも知られずに冷凍人間の技術が成功し、 また50年後には、子供が機械の上で遊んでいたら、システムが偶然にも解除して、 目覚めた冷凍人間も人知れず、脱出してゆく・・・
最後も都合よく第2次大戦のB25爆撃機が航空ショーにあり、 それを関係者の目を盗んで飛び立たさせ、 お目当ての彼女の家を空中から、目敏く発見して、 その庭先に危機一髪で着陸させる
しかも子供が、である

こんな都合良いことが次々に起こってゆくので、 ちょっと冷めて観ていた
このような奇抜な展開の映画であれば、 観客に納得性のある最大級の繊細なシナリオが必要だと思う
現実には起こりえないような 全くの架空の作り話であるからだ
ちょっと入ってゆけなかった
本作も「心の旅」も、 「様々な障害の後の、恋人との劇的な再会」をテーマにしているようですが、 25~26歳のJJの脚本では、 人生の深みや練り込みが不足しているという印象です

2014/5/2 11:35
TOMJFK

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