「ナイル殺人事件」に続いてユスティノフがポアロを演じる第2弾。
原作は「白昼の悪魔」だが、未読なので展開を楽しみにしていた。
地中海の小島のリゾートホテルに集まった客。
かつての女優のアリーナもその中にいたが、絞殺死を遂げる。
そこにいたポアロが推理を依頼されるが、客のすべてにはアリバイがある。
前半は人物紹介でもあるのだが伏線も引かれている。
ただかなり退屈な部分であるのは否めない。
犯行も遅く、エジプトの景色に比べると視覚的にも薄い。
なぜかマギー・スミスが続投しているが、特に意味深な部分もない。
クリスティらしく終盤の推理の解き方は鮮やかだが、関心はあまりしなかった。