忘れてしまいなさい。白昼に悪魔がいることなど……
ガイ・ハミルトン監督 1982年製作
主演ピーター・ユスティノフ
勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、5月21日は「探偵の日」ですって。
なんでも、社団法人日本探偵協会が制定した日で、1891年に探偵会社「帝國探明會」が日本で初めて新聞に探偵広告を出した日だそうです。
探偵って、そんな昔からいたんですね。
お世話になったことないので、身近じゃない(笑)
そんな「探偵の日」に観る映画は？
やっぱりシャーロック・ホームズかエルキュール・ポアロでしょ？ってことで、今日はポアロを選びました。
実は、明日はコナン・ドイルのお誕生日なので、明日はホームズ関係をレビュー予定(ˆωˆ )ﾌﾌﾌ…
さて、映画です。
アガサ・クリスティが生み出した名探偵と言えばエルキュール・ポアロ。「オリエント急行殺人事件」のリメイクも記憶に新しいですし、もう時期続編の「ナイル殺人事件」も来ますから、次第にポアロと言えばケネス・ブラナー！と言われるようになるかもですが、僕ら世代でのポアロは、このぷっくりしたピーター・ユスティノフですよね～。
と言いながら、ケネス・ブラナーファンの僕は既にポアロもケネス・ブラナーが1番！と言い始めてますが……( ¯−¯ )ﾌｯ
ピーター・ユスティノフは前作となる「ナイル殺人事件」に始まり全部で6作もポアロを演じました。公開当時、すごい宣伝されてたから、覚えてるな～。
劇場では観なかったけど⸜( ¯⌓¯ )⸝
残念ながら、今回は「ナイル殺人事件」が手元になく観られなかったので、リメイク版がくるタイミングで比較レビューしたいと思いますが、今作もとっても面白かったです( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
原作はアガサ・クリスティの「白昼の悪魔」
僕は読んだことないので、新鮮でしたね～。
これぞミステリーという王道展開で、楽しめました。
登場人物、クセがありすぎで(笑)
変な人しかいないもんね～。
何か事件が起こると思ってるから、みんな怪しい( ` Δ´)
また、「オリエント急行殺人事件」のようなオチはないと思いながらも、どこかで疑って見ちゃうから、余計に怪しい(笑)
すっかりアガサの手の内ですか！
全員の嫌われ者って感じのアリーナ・マーシャルを演じたのはダイアナ・リグ。彼女はなんと「女王陛下の007」でジェームズ・ボンドと結婚したテレサですよ！
おっどろいちゃった(笑)15年も経ってるから、見事なおばちゃんでした(｡_｡`)ﾁｰﾝ
でも、ゴージャスな女優役でしたから、ある意味、ハマり役。
そして、驚いたのはクリスチン・レッドファンを演じたジェーン・バーキンね。えっ、地味( ` Δ´)。本当にバーキン？なんて見てたら、やられました。
ラストの美しさ、必見。
流石の演技でしたね～。
あと、ホテルのオーナー、ダフネ・カースル役はマグゴナガル先生でおなじみのマギー・スミス。最近、「天使にラブソングを…」の修道院長としても見たばかり。今回の役は似合わないなぁ～って思ってましたが。それも上手さか( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
映画全体を華やかにしていたのは、島の風景と音楽ですよね。
音楽を担当したのはコール・ポーター。
コール・ポーター自身は1964年に亡くなっていますが、全編で使われていたようです。
分かりやすいところでは、島でマギー・スミスが出る場面で、「エニシング・ゴーズ」流れてましたよね(ˆωˆ )ﾌﾌﾌ…
この曲、大好き(*´ω`*)
監督がガイ・ハミルトンなので、どことなく007っぽい感じもしましたが、僕は好きだったなぁ。
最後のポアロの謎解きにほほぅ～って感じで聞き入りました。ミステリーを堪能しましたね。最近の映像トリックで観せるのではない作りが安心感がありましたよ。らしさって大事( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
オープニングから伏線バッチリはられているので、お見逃し無く！
「探偵の日」にピッタリの作品が観られて、僕も満足でした( •̀ω•́ )و✧
明日はサー・アーサー・コナン・ドイルの誕生日。シャーロック・ホームズでお会いしましょう！
