非常に暗喩に満ちた作品だ。
その時代に生きていないので今一腹に落ちてこないけれども、その時代を生きる人々にとっては世の中の理不尽さを重く知らされる作品になっていると思われ、それゆえに名作と言われて…
ブルジョア、無限の停滞―。
とある邸宅で20人のブルジョアが晩餐会を楽しんでいる。やがて夜が明けるが誰も帰ろうとしない。。。
邸宅から出ようとしないブルジョア。物理的に帰れないというより精神的に…
ルイス・ブニュエル3作目の視聴。お屋敷のパーティーに集まったお金持ちの男女20人がなぜか客間から出られなくなり、そのまま延々と過ごすはめになるという不条理劇。SFとか幻想ものみたいなお話ですが、感触…
>>続きを読む一時期自分の中であったブニュエル ブームがしばらくなかったので彼の誕生日に本作を初鑑賞した。
コンディションが悪いのもあったがあんまし楽しめず、再鑑賞を検討したい。
しかし最近金持ちをぶった斬る…
2021.9/18
メゾンエルメスで「皆殺しの天使」見ました。
「メキシコ時代に撮られたブニュエル後期の代表作」だそう。「不条理劇の極北」というプログラムに書かれた言葉に深く頷いたものの、そもそもな…
面白かった。なぜか部屋から出られなくなるブルジョワたち。こういう謎の不条理もの好き。色んな解釈ができそう。ラストシーンも気になる。ルイスブニュエルはアンダルシアの犬しか観たことなかったので他のも観て…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
一部屋に特に理由もなく閉じ込められるブルジョワジーたち。物理的に出られない訳じゃない、けど出られない。
時間経過と共にお高くとまっていた紳士淑女の化けの皮が剥がれ始める。そこがどうにも皮肉ってて面白…