このレビューはネタバレを含みます
ブルジョア批判が過ぎるなあ…
彼らも人間。ブルジョアを演じているに過ぎない。
チェスの駒だったわけなのか。けどそれに明確な理由はなく、ほんとに純粋にブルジョアの化けの皮を剥がしたかっただけか。
病気の老人は死に、それをクローゼットに押し込め、腐敗臭がたちこめ、不倫で恋に落ちた2人は心中し、家主を疑いだし、そのくだりが作中3.4回はあり、水も食料もなくなった空間で争奪戦が起き、夜這いをする男も出てきて、、、と。
とにかく人間の醜悪な部分が出てくる作品だった。
そして最後は教会でまた同じ状況に陥る。
これは神への批判か?
信仰などないと。
ブニュエルらしい作品でした〜