さくらえび

皆殺しの天使のさくらえびのレビュー・感想・評価

皆殺しの天使(1962年製作の映画)
4.7
なんだこれ!まったくわけ分からん!けど面白い!
難解と言うより、そもそも理解してもらおうと思ってもいない感じがする。それがシュルレアリスムなのか?

ストーリーはホームパーティに来た人達が何故か部屋から出れなくなるってだけの話。別に『SAW』とかの様に閉じ込められてるわけじゃないのに、何故か誰も部屋から出ない。出れない、
食べ物も水も尽きて、優雅に振舞っていた人達もだんだん醜く本性が剥き出しになっていく。それでも、誰も部屋を出ない。
病人がいて医者もいてアスピリンが必要だと言い出すが、誰も部屋を出ない。
色々あるけど、誰も部屋を出ない。
この映画みながら、「出たらえーやん!」って何度つっこんだことだろう。本当にはやくみんな部屋を出て!

ミッドナイト・イン・パリで主人公とブニュエルの会話の元ネタはこの映画。