このレビューはネタバレを含みます
おそらく史上最古の不条理ファンタジックシチュエーションスリラー。
たぶん。
実際に最古かどうかは知らないけど、
さすがにこれより以前にこんなクレイジーな作品があったようには思えない。たぶん。
出…
痛烈なブルジョワジー批判といわれる不条理劇。窮地に追いやられたネズミみたいにおろおろするブルジョワジーたちを観て楽しむキレキレの95分間。ブニュエルといえばアンダルシアの犬より、まずこっち。
「皆…
随分昔に観たルイス・ブニュエルは『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』『昼顔』『小間使いの日記』『アンダルシアの犬』くらいだったかな。『アンダルシアの犬』はダリ作品の代表的なモチーフの連鎖を映像で再現した…
>>続きを読む「何かが始まるのか」と思って観ても、なにも始まらないという映画。
ただ!その何も始まらないっていう事が、もう既に始まっているということ。
よくよく考えると
最初っから、始まってた。
気づかんかった…
ブルジョア社会の同調圧力を揶揄してるのかと思ったがどうも違う。
スペイン原題も「皆殺しの天使」。では天使とは誰を指すのか?普通に考えたら今作の主演はシルビア・ピナルとクレジットされているから彼女が演…
ルイス・ブニュエル監督作。
晩餐会に出席するためノビレ夫妻の邸宅を訪ねたブルジョアたちが、なぜか客間から出られなくなり狼狽する姿を描いた不条理劇。
『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』同様、ブニュエ…
タイトルといいクローズドサークルな状況といい、私もそうだが現代人ならまず密室ホラーを期待しそうだが本作はそもそもエンタメではなかった。
シュール系である。娯楽を期待して観たせいで退屈と戦いながらの鑑…