このレビューはネタバレを含みます
ラストがすごいな〜
運転していた夫人に弾丸が的中したことを、鳴り続けるクラクションの音で表現するのは、うますぎてズルいね。
そんで撃ち抜かれた顔面まで見せちゃう感じがロマン・ポランスキーなんだな。
その後の虚無感に満ちた顔をするジャック・ニコルソンとチャイナタウンの空虚な街並みのLSで、この悲痛な物語の虚しさを十分に感じ取ることができる。
ジャック・ニコルソンが夫人を往復ビンタするとことか迫力すごかったし、「惚れているのか」に対する反応も、全くの嘘という訳ではないんじゃないかな。
瞳の話をしてキスするシーンも結構好きだ。
黒幕が娘の目を覆うシーン、何も分かってない警察、えぐれた夫人の顔、全てが虚しさに繋がる。