2023年431本目
『名探偵津田』に続いてミステリー作品を鑑賞
『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー監督作
『ゴッド・ファーザー』を世に送り出したロバート・エヴァンスがプロデュース
浮気調査を依頼された私立探偵が、運悪く殺人事件に関わり、思わぬ陰謀に巻き込まれてしまう姿を描いたフィルムノワール
ロバート・タウンがアカデミー賞脚本賞を受賞しただけあって、ジャック・ニコルソン演じる私立探偵・ジェイクが、殺人事件の真相に少しづつ迫っていく展開にグイグイ引き込まれる。
映画監督としても有名なジョン・ヒューストン演じるノア・クロスは、圧倒的な存在感を放っていてとても恐ろしかった。
特徴的な「目」を持つことが言及されていたエブリンが、最終的にその目を撃ち抜かれてしまうラストは、あまりにも衝撃的。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の題材にもなったチャールズ・マンソン事件で、自身の妻・シャロン・テートを失ったポランスキー監督が、このような結末を迎える作品を作り上げたのは本当にすごいと思う。
近年、ジャック・ニコルソンは映画の出演オファーを断り続けているみたいだけど、またいつか彼の演技が見られるといいな。
