Ki64

チャイナタウンのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

チャイナタウン(1974年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

正義とは


ブレイク・スナイダー氏の脚本術の本にて『1000回観ても飽きない、良質な脚本』と絶賛されていて気になっていた作品。
お古い映画なので苦手意識あったけど『悪魔の沼』観れた効果で鑑賞開始。

こりゃ~何とも言えない後味の悪さ。
ピロートークシーンでのジェイクの過去が分かった上でのあのラスト。

そしてやはりというかジャックニコルソンの名演っぷりが光る。途中のくだらないジョークで一人で笑ってるシーンは印象的ですね。序盤中盤終盤隙なく登場しっぱなしなので、彼を観てるだけでも楽しめる部分はある。
まぁ私は彼が出てる他作品を『シャイニング』しか知らないからそんなに馴染みはないのだけど。


普通に面白いではありましたが、良い脚本かどうかと言われると、正直自分には良く分かりませんでしたwこういう作品観るたび字幕と言語の差異に悩まされる…
序盤から引き込まれはしましたが、中盤色々と入り組んできた辺りから脳内メモを整理しながら追っていくので精一杯。
ちょいちょい軽めのアクション挟むことでメリハリは感じられるがテンポも良いとは思えず。

しかし悪が蔓延り正義が淘汰される胸クソぶりをあのようなラストと一言で〆たのは非常に良くできてると思います。


偽モーレイ夫人の元へ向かうシーンは朝焼けの効果もありこの時代の作品にしてはめちゃくちゃ綺麗で、お気に入り。
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