ヤマナカ

小早川家の秋のヤマナカのレビュー・感想・評価

小早川家の秋(1961年製作の映画)
4.5
いまどきもうあんなに手入れの行き届いた日本屋はないだろうなというようなセット。
嵐山での法事の際の、原節子、司葉子の川べりでの会話のショット、本当に端役ながら、川でものを洗う農夫の笠智衆の姿があまりにも素晴らしい。
鴈治郎が死んで、その葬儀に参加した妹役の杉村春子が毒舌を飛ばしながらも、自分の言葉に足をとられるようにして泣き崩れてしまうところなど、さすがとしか言えない。浪花千栄子も相変わらず素敵だ。
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