お気に入り映画だけ太郎

小早川家の秋のお気に入り映画だけ太郎のレビュー・感想・評価

小早川家の秋(1961年製作の映画)
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初めての小津(一応)。

一応というのは、本当に最初に観たのは、「お茶漬の味」だからだ。ただ、こちらは途中でやめてしまった。観る順番を変えようと思い、東宝の勉強も兼ねて「小早川家の秋」から観た。

小津安二郎の映画というのは、まだ自分にはわからない。なので、どうしても否定的になってしまう。カットをめちゃくちゃ割るのが自分には合わなかったし、あと、画面から漂うきちっとした感も合わない。それから、俳優の生身感がないとこ、セリフも含めて。ただ、今回は俳優が生身感を出して、それから打ち消してたからからとても良かった。演技しない演技というやつですな。

ただ、話は面白かった。ラストが良かった。画(日本家屋)も良かった。

そして今回も中村鴈治郎さま、素晴らしい。

あのシーンはゾーッとした。