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裸の拍車のkazu1961のレビュー・感想・評価

裸の拍車(1953年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-740 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-507

🖋 アンソニー・マン監督、ジェームズ・スチュアート主演コンビ。『ウィンチェスター銃'73』、『怒りの河』に続いて製作された作品です。戦争で従軍中に妻に牧場を売り払われて、賞金稼ぎに落ちた主人公(ジェームズ・スチュワート)が、お尋ね者のベン(ロバート・ライアン)を捕まえるが、その連れだった女性リナ(ジャネット・リー)と出逢い、自分を取り戻していく物語。その他、黄金に未練を持つジェシー(ミラード・ミッチェル)、訳あって騎兵隊を除隊になったロイ(ラルフ・ミーカー)の合計5人だけが出演する、そんな分かりやすいある意味ロードムービー。アンソニー・マンの美しい風景の中で繰り広げられる、人間の欲の物語ですね。

🖋冒頭の落石のシーンからずっと緊張感が漂う、マン独特の感覚がますます冴えわたる名作です。5人の欲が絡み合いながら話は進んでいきます。そしてラストでは。。。やっと巡ってきた人間らしいやりとりにホッとしますね。

😀Story:(参考: yahoo movies)
賞金稼ぎケンプ(ジェームズ・スチュワート)はかつて所有していた牧場を従軍中、妻に売り払われ駆け落ちされた身の上。再び牧場を買い戻すためにも、是が非でも同じ町出身のお尋ね者ベン(ロバート・ライアン)を引っ捕らえる覚悟だ。彼は通りすがった金鉱探しの老人ジェシー(ミラード・ミッチェル)に保安官と偽って協力を仰ぐが、この嘘を、酋長の娘に手を出してインディアンに追われる騎兵隊くずれのロイ(ラルフ・ミーカー)に見破られるが、彼の参加もあってベンとその情婦リナ(ジャネット・リー)を捕える。 しかし懸賞金の配分をめぐり穏やかならざる空気が漂う

🔸Database🔸
・邦題 :『裸の拍車』
・原題 :『The Naked Spur』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1953
・日本公開 : 1953/10/24
・上映時間 : 91分
・受賞 : ※※※
・監督 : アンソニー・マン
・脚本 : サム・ロルフ、ハロルド・ジャック・ブルーム
・原作 : ※※※
・撮影 : ウィリアム・メラー
・音楽 : ブロニスラウ・ケイパー
・出演 : ジェームズ・スチュアート、ジャネット・リー、ロバート・ライアン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「怒りの河」と同じく、アンソニー・マンが監督しジェイムス・ステュアートが主演するテクニカラー西部劇で、「暴力行為」のウィリアム・H・ライトが製作した1953年作品。脚本はラジオやTVの新進ライター・チーム、サム・ロルフとハロルド・ジャック・ブルーム、撮影は「ミズーリ横断」のウィリアム・C・メラー、音楽は「北の狼」のブロニスロー・ケイパー」の担当。共演者は「血闘」のジャネット・リー、「荒野の三悪人」のロバート・ライアン、「ジープの四人」の新人ラルフ・ミーカー、「雨に唄えば」のミラード・ミッチェル。
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