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シー・オブ・ラブのyutaのネタバレレビュー・内容・結末

シー・オブ・ラブ(1989年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

本作の主人公は、ニューヨーク市警の老刑事フランク(アル・パチーノさん)。フランクの妻は彼の元を去り、同僚の刑事と結婚しており、淋しさのあまり深夜に同僚宅に電話してしまう有様。

ある日、所轄内で頭を銃で撃たれた全裸の男がベッドうつぶせになって発見される。現場に来たフランクは、遺体のあった部屋で、口紅のついた煙草の吸殼と、「シー・オブ・ラブ」のレコードを発見する。そして、犯人のものかもしれない指紋も検出された。
ブロンクス分署のシャーマン(ジョン・グッドマンさん)が、彼の所轄内で同様の事件があったということで、フランクと組んで捜査にあたることになった。犠牲者たちは、ある雑誌に詩を使った恋人募集の広告を出していたことを掴み、その雑誌に同様の広告を出し、返事を返してきた女性をレストランに呼び出し、そこで食事をさせグラスから指紋を採取する作戦に出る。しかし、採取した指紋はどれも合致しない。
そんな中、レストランに現れたヘレン(エレン・バーキンさん)は、フランクに興味を示さずグラスにも手を付けずに店を去ってしまう。ところがその後、フランクは街でヘレンと偶然に再会しデートに誘われる。彼女の魅力に落ちたフランクは、容疑者かもしれないヘレンを自宅に招き、一線を越えてしまい・・・。

映画の後半まで、ヘレンが犯人なのかそうでないのかと思いながらも、ヘレンの魅力に溺れていくフランクという構図で物語は続き、観ている側もラストまでハラハラさせられました。途中に出てきた色々な伏線が最後にうまくまとまってたかなぁと思います。
それと、ジョン・グッドマンさん演ずるシャーマン刑事が、なかなかいい味出していたと思います。
あと、映画の冒頭でサミュエル・L・ジャクソンさんがチョイ役で登場してました。
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