くぅー

緑茶のくぅーのレビュー・感想・評価

緑茶(2002年製作の映画)
3.7
湯呑みの中で飲む度にユラユラと動く茶葉の様な作品で・・・そう、恋の曖昧さを楽しむ作品だけに、確信犯的に観る側に解釈を委ね、賛否はおかまいなしに、後味が薄いか濃いか甘いか苦いかは観てのお楽しみってことで。

そんな作品ゆえ、撮影監督のクリストファー・ドイルのニヤリな映像と、変化球な音楽が絶妙にマッチし・・・スタイリッシュでもある。

しかし、森林型とローマ型の女性の解釈はユニークで・・・そんな分析をしてる男が二兎を追い、恋に悩む姿がさらにユニークで、茶をすすりながら余裕で観るのもよろし。

一人二役のヴィッキー・チャオは相変わらず可愛く・・・渋いチアン・ウェンにもニヤリ。
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