針鼠

大菩薩峠の針鼠のネタバレレビュー・内容・結末

大菩薩峠(1957年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2024/05/15 U-NEXT お試し無料 ★★★☆☆ 24/2024
原作有り。中里介山の同名小説。有名な時代小説(しかも未完!なのに高評価?ますます読みたい)だから一度は読んでみたい。のだけれど、あまりにも大河過ぎる小説なので、まず映画から齧ってみようと思って。でも映画も三部作なのよねー。長い。でも原作が大長編だからそこは仕方がないか。とりあえずまず一作目。

あ~でもだけど~知恵蔵版大菩薩峠は小説とはかなり違っているらしい。とはいえ超大長編小説を三部作程度にまとめたら取捨選択アレンジも多大にならざるを得ないのはそこは合点承知之助(死語)だから。

見始めた。片岡千恵蔵1903年生まれ。映画が1957年だから、54歳で机竜之助の役をやって「若先生」と呼ばれているのよ。いやどう見ても千恵蔵「若先生」と呼ばれる年には見えない。厚化粧の初老男。無理無理。絶対無理。このキャスティングはミス。

冒頭でお遍路さんが殺された理由がわかんない。これじゃニヒリスト剣士じゃなくてサイコパス剣士じゃん? 話の展開が速い。早いだけじゃなくて入り組んでる。もはやどれがメインの筋でどれがサブの筋だかわかんない。

そしてスターウォーズ帝国の逆襲並みの欲求不満のエンディング。疑問符だらけだけど、映画自体は面白いので、さあ第二部行ってみよう。
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