面白い。ストーリーはケレン味があるけれど、アグファカラーの映像の雰囲気は上品。俳優、映像、セットなど、隙がなく、目が離せない。
映像は、お浜が龍之介の命を狙う場面など、うまい長回しが多い。
特に…
片岡千恵蔵の喉を震わせながらもボソボソとした喋り方がクセになる。主人公が壊れていく話ではなくて元々壊れている系、むしろ冒頭が一番狂っているので、着いていくので必死。人間の形を取り戻しそうになったら、…
>>続きを読む男がいきなり見ず知らずの人を斬り殺し、そのまま去っていく衝撃の幕開け。
その後も極悪の所業を繰り返す主人公・竜之助を演じる片岡千恵蔵の威圧的な存在感と、低い声でゆっくり話す言葉がとにかく印象に残る。…
片岡千恵蔵が何を喋ってるのか聞き取れないし殺陣は鈍くさいし異物感がすごくて、殺陣の場面がわりとショットを使わず引きの長回しなのが異様で、なんだかよくわからないけれど三部作を一気に観てしまったらラスト…
>>続きを読む2019.6.26 DVD #139
人を斬ることに動機付けがされていないため感情移入ができない(今日というモチベーションだけが異様に高い)。
超長い原作を圧縮し、かつ物語のエコノミーをあまり気に…
理由もなく人を斬り捨てる机竜之介(片岡千恵蔵)と周囲の様々な人々の生と死を見つめた全四十一巻の大長編、三度目のシリーズ化。
以前に岡本喜八監督の映画化作品も見ていて内容は知っていたが、東映の巨匠・…