アキ·カウリスマキ監督
敗者3部作のうちの2作目
貧しさの中にも暖かさがある
冒頭、暴漢に襲われて
有り金を全て盗られて
記憶まで失ってしまう主人公
何故か病院を
脱け出してしまう
住むところもなく
食べるものもなく
他人の善意にすがるのだが
助けてくれた、人の良い夫婦
自分たちも貧しいのに
親身になって介抱してくれる
「お金が入ったんで、ビールをおごるよ」とダンナさん
「悪いからいいよ」と主人公
「いいんだよ、僕も飲みたかったんだ。ああ、美味しい。もう一杯飲もうかな。女房に叱られるかな。」
本当に美味しそう🍺
貧しさの中のつかの間の幸せ。
良い場面だった。
主人公が下手な箸使いで寿司を食べ、酒を呑むシーンも良かったな(手で食べればいいのに)
心配ごとが解決して
「スシなる物でも食べてみるかな」の気になったのかもね。
人間って安心すると食欲が出るものなんですね🍶🍣
そんな、所々にホーッとする
場面があるのも
カウリスマキ監督ながらの
プレゼントのような気がする
人生
悪いことばかりじゃない
そんなことなのかもね😊