カウリスマキの文法
ユーモア
粋な会話
中年男女
ピュアな恋
日本歌謡
労働階級
音楽
無表情だけど、心がある人
地に足がついているキャラ
どの映画も、この文法でできてそう。
同じに見えるけど、この監督からしか得られない心の温かみがあるからきっとまた見てしまう。
ケア
大袈裟じゃないケア。困っている男に対して、淡々と事実を男の現実を受け止め、淡々と相手をし、必要なこと、できることでは助ける。
男も一緒で、大変容が起きた自分の身の上の事実を受け止めた上で、周りからのケアを受け入れ、ある程度整ったら、周りに対して
フィンランドにも貧困があり、ホームレスがいることを表してはいるが、その人たちを悲観的に描きすぎず、生活の中のユーモアや工夫、コミュニティでの関係を慈しみをもった眼差しで描いている。
御伽噺な部分もあるが、可哀想な人として描かれてない。コミュニティとして音楽に聞き入ったり、助け合ったり、自衛したり、その人たちごとの在り方を描いている
中年の恋愛
中学生みたいな恋愛で、緊張感は大人のものでみているこちらが赤面する
痛いとギリギリ思わないのは、映画全体のトーンかキャラクターか。
もしかしすると、あんなピュアな中年の恋愛を描いている物語がないから違和感なだけで、現実はあれくらいのぎこちなさがありうるとなんとなくこちらが思っているから、ある意味、リアルだから微笑ましさを感じるのかも
喜怒哀楽が大袈裟じゃない
会話が粋
ユーモアもあって、人を傷つけないけど、それぞれの人の言葉で返っていく。
めちゃすき