記憶喪失になり、ゼロから人間の営みを再生して行く物語。
過去に救いがなかった分、過去をなくしてからの過去こそが本願だったってオチは優しい。
ラストシーンはともすればキザだけど、絵面や牧歌的展開、絶妙な間の感じで洒落の効いた名シーンに成り代わってて良い。
浮き雲でのキャスティングパターンと多少配置換えはあれど、基本役柄と役者のパターンは一緒。
どちらが先かわからないけど記号化されてて、ある意味入りやすい。
地元からまた汽車で戻ってくるシーンの寿司の所で、演歌かかってるけど、歌詞はハワイのこと歌ってるのマジで訳わからんすぎて好き。