年季の入ったカティ・オウティネンは鏡も見ずに不器用にマスカラを塗る。
そして、口から飛び出す「初恋の人」というパワーワード。
カウリスマキを順に追っかけてきた人間としては、これにキュンとしてしまう…
カッコよ過ぎる。
「枯れ葉」からの、
「浮き雲」からの、
「過去のない男」。
始まりにビクついたけど、
結局、私が観たカウリスマキ監督の3作中、
クスクス、ムハハ以上の1番笑えた感&素敵ストーリ…
『人生は前にしか進まない』
ー日本ポスターのキャッチフレーズ
暴漢に襲われ記憶喪失で一文なし,という 辛苦の連鎖だけど,なぜかクスッと笑える アキ監督の世界観。恋に落ちた女性は社会福祉のお堅い…
暴漢に頭を殴られ記憶を失った男が、新たな生活を手にしていくストーリー
基本的に登場人物がいい人揃いで良い。難しそうな人も出てくるが、結局は和解できる(主人公のコミュニケーション力とかもあるだろうが…
アキ・カウリスマキ作品10作品目
アキ・カウリスマキの映画は、主人公に次々と不幸が降りかかるけれど、
この作品の主人公が1番見てて可哀想と言う気持ちになった
俳優さんの表情とかもあるのかなあ
敗者…