このレビューはネタバレを含みます
カッコよ過ぎる。
「枯れ葉」からの、
「浮き雲」からの、
「過去のない男」。
始まりにビクついたけど、
結局、私が観たカウリスマキ監督の3作中、
クスクス、ムハハ以上の1番笑えた感&素敵ストーリ…
(2024.42)
夜行列車から降りて休憩中の男は、暴漢に襲われた上で荷物を奪われてしまう。病院に連れ込まれて何とか一命は取り留めた男だったが、暴行のダメージで全ての記憶を失い露頭に迷うことになって…
ジュークボックス
ヘルシンキ。暴漢に襲われた男は病院に運ばれ、一度は死亡宣告を受けたものの、奇跡的に息を吹き返し、病院を脱走する。その後港湾地区で倒れていたところをニーミネン一家に助けられるのだが…
まさかのカウリスマキ版どですかでん、ルンペンもの。
社会保障番号=管理社会と産廃でできた小屋=貧困街の対比が印象的だった。日本や米ではスラムの自給自足を強調しがちだけど、この作品は社会復帰しよう…
暴漢に襲撃されて記憶を失くした主人公のオッサンが、ホームレスの人や支援団体を通して自立をしていく。トラブルやら恋愛やら色々経験していく先で、ひょんなことから自分の素性がわかる。
敗者三部作の一つら…