2024-59
殺し屋のレオンは、家族を奪われた隣人一家の娘マチルダを保護することになる。やがて2人は心を通わせるのだが……。
前に一度観て以来、ゲイリー・オールドマン(スタン)はもっとドクズなヤバい奴だと思ってたけど、それほどでもなかった。そして思ってたより映ってない！こんなに存在感があるのに、なんと16分57秒しか登場してないらしい。でももっと少ないと思ってた。
スタンの独特すぎる薬の飲み方とか、めっちゃキレるとこが面白い。身近にいたらたまったもんじゃないけど、愛すべき悪役で間違いない。良いところなど1つも見せないひたすらに恐ろしい男だが、なぜか憎めないし魅力すらある。前見たときはそんなこと全く思わなかったのに不思議だな〜。
スタンが劇中で2度ほど飲む緑と黄色の怪しげなカプセルはなんだろう？と思って調べてみたけど結局なんなのかは分からなかった。個人的には何かの持病かと思った。それかやばいクスリとか。
あと、"EVERYONE"と叫ぶ名シーンはアドリブらしい。
マチルダに光を見て希望を見出せたレオン。クズな父親とは全然違うレオンに恋をしたマチルダ。形がどうであれ、互いが互いの希望になれるなんて素敵だな。
優しくて不器用で、赤ちゃんみたいにミルクが大好きなレオンが愛しい。そして2人が一緒に過ごした日々が愛しい。
不器用な愛の形。だけど確かにあるあたたかな愛。切ないけれど美しいんだな〜。
「私が欲しいのは愛か死よ」
間違いなく12歳の少女のセリフじゃないけど、このセリフ好きだな。
レオンが映画館で1人でニコニコと楽しそうにしてるシーンも好き(笑)
もう1つの方を観たのが随分前だから足された部分が分からなかった(笑)
レオンは『ニキータ』に登場するヴィクトル(ジャン・レノ)という殺し屋をもとに作られたらしい。
もう1つの方に書いた2年前の自分の感想と今の感想が違いすぎて面白い。本作は22分追加されてる分で2人の交流が色濃く描かれているからか、私が変わったからか、同じ映画なのに今と昔で全然違うところを見てたっぽい。
