カナヘビ

レオン 完全版のカナヘビのネタバレレビュー・内容・結末

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

エンディングにレオンの気持ちを感じて。

最初はよくある殺し屋映画かなと思いながら鑑賞。
淡々と仕事をこなすレオンは人とは違う、それでも穏やかな生活を送ろうとしていた。観葉植物の世話をする彼は穏やかでいて、どこか寂しそうな印象を受ける。争いが好きではなさそうな彼ですが、職業柄本当に穏やかな生活というものは到底手に入りません。
そんな中、一人の少女と出会います。彼女は幼いながらいわゆるダメ親の元で育ち、境遇から大人にならざるを得なかった子供。
ある日のきっかけにより全てを失った彼女はすがるものがなかったのかもしれません。レオンの元を訪ねます。彼女はレオンに恋心を打ち明けますが、それは本物の恋なのか唯一の繋がりを失いたくない気持ちなのか本人にもわからないのだと思います。
色々とありながら殺し屋としてレオンに育てられる彼女ですが全てを失うきっかけである男のもとにたどり着きます。復讐を企てる彼女ですが、敵に捕まってしまいます。今まで人と深く関わることを避けていたレオンのその後の行動に感じるものがあります。

一つ残念だった点は殺しのプロの彼が作った銃は実は実用的ではない無駄な作りであること。名作なだけにあと一歩が残念といった印象。
観賞後には牛乳を飲みながらイスラム帽のコーディネートを模索している自分がいました。全体的にオシャレで、人と違った感性に憧れを覚えるような映画でした。

ちなみに監督が〜とかは受け付けません。映画は関わった全員で作ったものなので分離して考えてください。
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