カトキチ

ペディキャブ・ドライバーのカトキチのレビュー・感想・評価

ペディキャブ・ドライバー(1989年製作の映画)
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冒頭の食堂での大乱闘シーンからアドレナリン出まくり。ペディキャブ(人力タクシー)と車との危険極まりないチェイスシーンや超絶カンフーなどのアクションに、見てるこっちが恥ずかしくなるほどのセンチメンタリズムと友情。泣き、笑い、ロマンス、残虐シーン、復讐劇をぶち込み、香港映画特有の勧善懲悪で見るものをスカっとさせる完璧な娯楽作。

悪人は見た目から悪いやつだし、ストーリーテリングもこなれてるとは言えないし、時折テンポが無茶苦茶悪くなるのでウェルメイドとはお世辞にも言えないが、観客を楽しませたいというパワーに満ちあふれている。

香港映画に興味あるんだけど、どれから観たらいいかなぁという人におすすめ。サモハンとラウ・カーリョンの一騎打ちに泣く。みそ汁作ってどーのこーのとか言ってる人もこれ観たらいい。
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