だいすけ

にっぽんGメンのだいすけのネタバレレビュー・内容・結末

にっぽんGメン(1948年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

いろいろ良かったです。古い作品でありながら、芯は現代と変わらないんですね。千恵蔵先生、杉村春子さん始め、皆さんの演技力もさることながら、みっちりしている物語の違和感がない。特筆したいのが、ある登場人物の殉職に始まる流れ。犯人逮捕にあたり、真っ先に遺影に報告する千恵蔵先生、「お聞きの通りです。」母親杉村春子「ご苦労様で御座いました…。」辛いという字に棒を一本足すと幸せになる。私の好きな言葉ですが、辛い事は幸せにならないんです。背負っていかざるを得ない余韻を存分に味わえる作品でした。
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