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ベン・ハーのblondeのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1925年製作の映画)
4.2
無声映画でこんなにも感動するものなのか。

ベンハーの物語はさることながら、やはり存在感があったのはイエス様。

そのくらいイエス・キリストの描き方が凄まじかった。神々しかった。

そもそもイエスが出てくるとは知らなかったから、3次元とは思えないくらい美しいマリア様が登場したときびっくりしたし、これはヤバい映画だと確信した。

イエスの顔をあえて出さなかったのは大正解。想像力を掻き立てられたし、神々しさが倍増。

無実の罪で牢獄、さらには当時差別的なハンセン病にかかった不憫すぎるベンハーの母と妹が、イエスに治してもらえるかもしれない。このシーンがきたときは、自分は完全にキリスト教徒、イエスの奇跡を願ってた。

この映画は聖書よりも何よりもキリスト教の布教になるのではないか。


衣装の素晴らしさ、大量のエキストラを動員した撮影、海上と馬上のアクション、明快かつ素晴らしいストーリー、言いたいことは山ほどあるけどキリストのことばっかになってしまった。
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