25年ぶりくらいかな?
若い頃の私が夢中になった映画。
美しく切なく官能的。
マイケル・ナイマンの音楽も素晴らしい。
ピアノの鍵盤と取り引きする設定には、改めて観るとどうなの?と思ったりもしたけど、海を渡ってエイダがやってきた時から、2人は何か予感があったのかも…なんて思ったり。
エイダには不思議な力がある。
やって来た花嫁に対し、スチュアートは「思ったより小柄だな」、ベインズは「疲れてる」と言う。ベインズの方が彼女をよく見ている。
エイダはそれがわかったから、ベインズにピアノを運んでほしいと頼んだのじゃないかな。
取り引きの末結ばれた後、急に虚しくなってエイダを突き放すベインズに、全力でエイダがぶつかっていくシーン、何度観ても泣けてしまう。
ラスト近く、彼女をずっと守り、また縛りつけてきたピアノとの訣別…その解放感も素晴らしい!
やっぱりこの映画大好きです。