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ピアノ・レッスンのniのレビュー・感想・評価

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)
3.6
1番好きな俳優、ジョディフォスターが、前にインタビューでこの作品を好きな作品に挙げていたのでずっと気になっていましたが、やっと観れました!

ピアノの音色と景色が本当に綺麗と感動しつつ、主人公が言葉を発しないことに衝撃を受けながら鑑賞しました。原題の「The piano」はピアノという主人公エイダの全てを指すものだと思うから、邦題の「ピアノレッスン」では意味が全然違ってきてしまう。邦題、変えないで欲しかった。
エイダと娘が砂浜で踊っているシーンがとても印象的でした。美しい。
前にこの作品が「燃ゆる女の肖像」に影響を与えたという趣旨の記事を読んだんだけど、確かにそう感じられる場面がいくつかあった。まず主人公が船でどこかからやってくるっていう構造が同じだし。
最後のエイダからは強さが感じられたなあ。







以下ネタバレ

指を切り落とされるシーンが怖すぎた、夫怖すぎ… いくら自分の大切なピアノを認めてくれるとはいえ、気持ち悪さを感じる要求をしてくるヘインズに惹かれるのはあまり理解できなかった。

私が子供だからかな?もう少し大人になってから観ると変わるかもしれない。

音の存在しない世界を満たす沈黙
音が存在しえない世界の沈黙が
海底の墓場に深い深いところにある

最後のこのセリフが印象的。
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