Nana

ピアノ・レッスンのNanaのレビュー・感想・評価

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)
4.0
ニュージーランド出身の女性監督ジェーンカンピオンの歴史ドラマ。
アマプラ駆け込みで観たのですが、すごく引き込まれました。
音楽と映像は美しいのですが、ヒロインの性格があまりにキツいので、好き嫌いはあるかも。

あらすじ
子供の時、自ら言葉を話さない人生を選んだシングルマザーのエイダは、彼女そのものと言えるピアノと一人娘と一緒にニュージーランドにやってくる。現地で待っていた夫は、重いピアノの運搬を拒否したため、ピアノは浜辺に置きっぱなしになった。
諦めきれないエイダは、マオリ族と同化しているベインズにピアノがある浜に案内を頼む。
別人のように生き生きとピアノを弾くエイダに魅せられたベインズは、彼女の夫にピアノと彼が欲しがる土地の交換を申し出る。
エイダは夫に言われて、嫌々ベインズ宅にピアノを弾きに行くことになり…

エイダの娘フローラを演じたアンナパキンが天使で、本人も芝居で作った天使の羽根をつけていたり、浜辺でママのピアノの周りで踊っていたり、唯一癒しの存在。

エイダの夫はもともと悪い人じゃなくて、ただエイダには普通過ぎる男だったために、気持ちをザワザワされて何だかかわいそう。

ベインズは白人だけど顔にマオリ族の刺青をしているほど、協調性がある人で、エイダはそういう人じゃないとだめなんだなあ。
マオリ族はお芝居の殺人シーンを見て、憤っちゃうようなピュアな人たちだから、エイダがニュージーランドに来たのは良かったのかもしれない。

印象的なシーンはたくさんあるけど、ネタバレになるから一人で思い出してニヤニヤします(*´꒳`*)
Nana

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