このレビューはネタバレを含みます
この女、いったい何なんだ?
喋れるのに声を発するのを止めたという幼稚でしょーもなく頑強な意思を持ち、意図的か否かは判然としないながら男を翻弄する、めんどくさい女
日がな一日家事ひとつまともにするわけでもなく、娘を放ってまで異常な関係性と状況に興奮しピアノと男のもとにひた走る母親?
新天地を求め北の街に逃れてきたが、そこはかとなく漏れ出るエイダ生来の淫乱キャラがこの平穏な日々にいったいいつまで耐えられるのか…
彼女、可哀想だけど絶対女友達できないタイプだしね
しかし不思議なことに、本能の赴くままに生きるエロス神エイダの姿がアイロニカルな芸術として堂々と仕上がっているのが面白い
圧倒的存在感を放つ作品