このレビューはネタバレを含みます
エイダは逆にピアノに縛られていたのかもしれない。そのピアノとともに自身も海に沈んでいき、その後ピアノの束縛から身を解放し海面へ泳ぎ出たエイダはある意味で生まれ変わった前とは別のエイダなのだと思う。ここのシーンが好き。
ただエイダの身勝手とも言える衝動的な行動が最終的に娘にトラウマ級の諸々を目撃させたことには少々悶々としてしまう。エイダの幼稚さによって娘が大人にならざるを得ない状況になっており辛い。そもそもであるが周りの大人3人のドロドロロマンスに無垢な少女を巻き込ませてはいけない。