このレビューはネタバレを含みます
その刹那、本能的にピアノと運命を共に海底へ沈むべく縄に足をかけたのは私。
その刹那、海中をもがき縄を解き必死で生きる選択をしたのも私。
エイダの一途な意志も印象的ですが、ハーヴェイカイテルとサムニ…
20230430-164
1852年、スコットランド→ニュージーランド
原題:The Piano
監督:ジェーン・カンピオン
(脚本賞受賞)
美術:アンドリュー・マッカルパイン
アカデミー主演女優賞…
根本的にはピアノの扱いで恒久的な不信感をエイダに植え付けてしまった旦那が悪いのだが、ベインズのアプローチの仕方が相当に気持ち悪い上、母親としてのフローラへの接し方はかなり最低な部類ということもあって…
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ラスト数十分で心を抉られた
自分の一部を失ってでも添い遂げたい人とか一生現れねえだろ、、
男2人の命運を分けたのはやっぱりエイダ個人を尊重した歩み寄り方しなかったからなのかなあ、、旦那の方もエイダ…
ピアノ・レッスンから始まる不倫と再生のストーリー。
性的強要のようでエクスキューズを与えるようでもある、ベインズの強引さと優しさ、共感性のバランスが絶妙。求め過ぎても待つだけでも、心の扉は開かない…