工藤蘭丸

小さな恋のメロディの工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
-
これは私が中学2年の時、1971年に公開された作品でしたね。主演のマーク・レスターは1958年生まれで、日本式だと私より1級下の同い年。トレーシー・ハイドはその一つ年下ということで、まさに自分たちの等身大に近いラブストーリーが描かれているような気がして、大いに嵌まったものでした。

当時、我々は反抗期の真っ最中で、クラス全員で授業をボイコットしたことなどもあったほどだったけど、今にして思えば、ひょっとしたらこの映画の影響もあったのかもね。😅

当時はビージーズの主題歌もヒットしていて、クラスでも大いに話題になっていた作品で、何人かの友達と一緒に観に行ったんだけど、あんまり面白かったので2回観てきたものでしたね。

当時の映画館は入れ替え制ではなかったので、同一料金で繰り返し何度でも観ることが出来ました。もっとも、あんまり面白くない映画との二本立てだったので、2回しか観れなかったんだけど、後日もう一度観に行って、やはり友達と一緒に2回観てきたものでした。

それで、私はすっかりトレーシー・ハイドのファンになってしまったんだけど、それまであれほど女性を好きだと思ったことはなかったし、言ってみれば初恋の相手だったかもね。よっぽどファンレターを出してみようかとも思ったんだけど、そこまで英語に自信がなくて、結局断念したものでした。

その後も、高校3年生の時に東京に遊びに行って、池袋にあった地球座という映画館で、『エデンの東』との二本立てで観た覚えがありますね。その時は『エデンの東』の方がメインだったし、夜行列車で東京に行って寝不足だったので、半分寝ながら観ていたものでした。

その他に、比較的最近もどこかで見たと思うので、少なくとも6回は観ている作品ですね。さすがに今観ると、昔のような面白さは感じられないと思うけど、忘れられない映画には違いないところです。

ちなみに、私はこの映画の影響で、初めて好きになった女が現れれば、さっさと結婚するつもりでいたんだけど、なかなかそういう相手は現れず、結局24才の時に初めて好きになった相手が人妻で、それからすっかり人生設計が狂ってしまいました。😅