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フレンチ・カンカンのkazu1961のレビュー・感想・評価

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-322 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 名匠ジャン・ルノワール監督の不朽の名作です!!何と言ってもラストのフレンチカンカン!!熱量最大、躍動感と高揚感に溢れたパフォーマンスに圧倒されるばかり!フランスならでの色彩の豊かさで心が多幸感に包まれるそんなラストシーン、70年近く経った今でも心躍ります!!

🖋とにかくルノワールの美的感覚の素晴らしさ!!単なるヴィヴィッドカラーではなく、テクニカラーを巧く利用したフレンチらしいペールトーンでのカラーが印象的。大人の宝石箱をひっくり返したような色彩感覚に魅入ってしまいます。ムーラン・ルージュの全景もとてもエモいですよね!!ロートレック、ドガ、そして父であるオーギュスト・ルノワールの絵画へのオマージュもナイスです!!

🖋本作、1880年代のパリを舞台に、フレンチ・カンカンとムーラン・ルージュの誕生とムーラン・ルージュの創始者ジドレルをモデルにした主人公を、虚実取り混ぜながら豪華絢爛に描いた名匠ジャン・ルノワール監督の不朽の名作(バズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』も好きですが、こちらも大好き!!)。映像の美しさと人生の山谷、そして厳しさを巧く融合して描き観るものをを飽きることなく楽しませるその演出に脱帽です。

🖋ギャングではないジャン・ギャバンもハマり役で見どころです。ニニを演じるフランソワーズ・アルヌールのキュートさと踊りの素晴らしさも圧巻!!エディット・ピアフをはじめとして多くの歌手も出演しています。

🖋本当に素晴らしく、多幸感に包まれる作品、必見ですね!!

😊Story:(参考: Amazon)
1888年のパリ、興行師のダングラール(ジャン・ギャバン)は、モンマルトルのキャバレーで踊り子ニニ(フランソワーズ・アルヌール)を発見し、自分の店を売ってキャバレーを丸ごと買い取り“ムーラン・ルージュ”を創設。ニニを中心にカンカンの上演をもくろむが…。

🔸Database🔸
・邦題 :『フレンチ・カンカン』
・原題 :『French Cancan』
・製作国 : フランス・イタリア
・初公開 : 1954
・日本公開 : 1955/08/26
・上映時間 : 104分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジャン・ルノワール
・脚本 : ジャン・ルノワール
・原作 : ※※※
・撮影 : ミシェル・ケルベ
・音楽 : ジョルジュ・バン・パリス
・出演 : ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌール

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ハリウッドでも活躍した名匠ジャン・ルノワールが15年ぶりに祖国フランスでメガホンをとった名作ミュージカル。ベルエポックの華やかなパリを舞台に、キャバレー「ムーラン・ルージュ」とフレンチ・カンカンの誕生を、虚実入混ぜながら色彩豊かに描き出す。1888年、パリ。興行師ダングラールは下町モンマルトルのキャバレーで踊り子ニニを見初め、自分の店を売り払ってそのキャバレーを買い取り「ムーラン・ルージュ」と改名。ニニを踊り子たちの中心に据え、カンカンを上演するキャバレーとして開店の準備を進めるが、次から次へとトラブルが舞い込み……。「大いなる幻影」でもルノワール監督と組んだジャン・ギャバンが主演を務め、エディット・ピアフらシャンソン歌手も多数出演。
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