ユート

馬と呼ばれた男のユートのレビュー・感想・評価

馬と呼ばれた男(1969年製作の映画)
4.5
英国貴族のハリスがアメリカに狩りに行った先で、先住民のスー族に捕まって馬扱いされる。でもそこで認められて、酋長の妹と結婚してからの活躍と別れを描く…みたいな映画。

先住民の行動に対して特に説明がないから、観ているこっちもハリスと同じ未知を味わうことができるよ。最初の方は言葉もあんまり訳されないのでほんとに何言ってるか分かんない!
でも最後の方は語られなくても、その後の風習を行ってることで、大体何が起こったのか察せられるのがとても良い。ハリスに寄り添った映画の構成になっていると感じます。
VHSのパッケージがとてもいいので内容は知らなくてもいいから、それだけでも調べて見てください….
あと戦いはとても迫力あってすごいと思いました。めっちゃ人が動いてる……

多分当時の白人至上主義に対して、白人も先住民も、世界の他の人間も皆一緒ってことが伝えたかったことだと感じます。ちゃんと分かり合って仲良くなってるし…野蛮人はどっちだしてないし…

首に縄をかけられて引きまわされながら見世物にされるシーンはなかなか良いと思いました。
あと部族に認められる儀式のシーンで、肌に横向きにナイフを通して、そのナイフに紐をかけて吊り下げられるシーン…とても痛そうで良いと思います。

何かの映画と話が似てると思ったら、「怪奇!魔境の裸族」だ!
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