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のんちゃんのり弁のtoshiのレビュー・感想・評価

のんちゃんのり弁(2009年製作の映画)
4.0
先日の3連休に続きまたまた食の映画鑑賞。以前からクリップしていたのですがやっと本日鑑賞致しました。

原作の漫画やドラマは未見です。っていうかドラマはシーズン2までやってたんですね。今や懐かしいTBS平日の13時半~14時枠。その枠に何となく合うなって作品だと思います。

今作の映画は小西真奈美さん演じる永井小巻がお弁当屋さんを開業するまでのお話。なので思ったより飯テロではありませんでした。でも小巻が作るのんちゃんののり弁や岸部一徳さん演じる居酒屋店主戸谷の作る酒の肴は観ていてやはりお腹がすいてきました。
小巻ののり弁が絵になって、どんなのり弁になっているのか小巻ののり弁解説シーンも良かったです。

小巻の夫範朋がだらしなくあいそつかして娘乃里子を連れて墨田区京島の実家に帰った小巻。既に三十路となり勢いで夫から逃げてきたものの、いざ仕事を探しても何一つ見つからない。資格を持っていたり職を手にしていたり目標があるわけでもないのに、そんなんじゃ確かに仕事なんて見つかりません。でものんちゃんの為に作ったお弁当が幼稚園でも好評で、お弁当屋を開業したいという目標ができます。

約10年程前の作品。小西真奈美さんが若いw 岸部一徳さん、小巻母演じた倍賞美津子さんもちょっと若いw 小巻の中学同級生で写真屋の息子建夫演じた村上淳さんも何か若いw
そしてみんな何か可愛い。特に村上さん演じた建夫が何か可愛いです。
また、岸部さん演じる戸谷が小巻に話す言葉一つ一つがなんかとてもリアルでした。戸谷の存在は小巻にとって本当に偉大だっただろうし、尊敬しかなかったと思います。が!なのになんでそんな事に!! 下町育ちで短気だからでもさすがにその場所でそれは許されないッス!w
それでも戸谷・・・。みんなにご飯作りますw

短気で気の強い小巻ですが、戸谷や建夫の優しさにも決して泣きません。
でも大ラスはこれまでたまりにたまっていたものが一気に・・・だったんですかね。
戸谷が永井一家に「泣けばいい」とかけた言葉が大ラスの小巻のシーンで何か凄く心に響いてきました。

食がテーマの映画ってお腹がすくだけではなく何か心温まるのが良きです。
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