このレビューはネタバレを含みます
ユベールがかっこ良すぎた。
いつ銃を撃つかとハラハラしっぱなしの中で、ユベールがふたりをうまく止めながらなんとか続いていく、のに最後...
パリ郊外(バンリュー)当事者たちからしたら「暴力的な面ばかり描かれてる」と不満らしいが、なんの知識もなかったわたしにはイメージが少しできた。
粗暴で何に対してもイライラしていて、何も知らんと、移民ではないフランス人側として見てたらなんちゅーやつやと思ってしまうかも。でも彼ら目線で世の中を見ると、いつも悪者扱いされる焼け付くような怒りや、友人が死ぬかもしれない恐怖のなかで凶暴な何かが体をめぐっているのやろうと想像した。
友達を裏切らない芯も。
フランスのイメージにビビッドな黒のイメージが入った映画でした。よかった。
「落下する中では着地が大事」