パリ郊外を描く元祖「バンリュー映画」、ついに鑑賞。イスラーム映画祭、ありがとう。
「構造的な暴力と、それに反抗することの難しさ」という普遍的なテーマが、ときに詩的に、ときにこれ以上ないほどビビッドに…
三人の不良と一丁の拳銃。誰がいつ何のためのにその弾を放つのかとサスペンスが持続するが、結局物語の「着地」は曖昧に処理される。ここにいてはいけないと頭のどこかでは分かりつつも、慣れ親しんだ環境に身体が…
>>続きを読む面白い!
パリ郊外(バンリュー)で暮らす移民たち。
若者の1人が警官の落とした拳銃を拾ってから96分の尺で目まぐるしく物語が展開し目が離せない。
都会も郊外もモノクロで同一視させるおかげで郊外の物騒…
「だが、大事なのは落下ではなく着地だ」
落下していくと歯止めが効かなくなる。自分のルーツも居場所も見出せず、からっぽから生まれる虚勢。フランスのbanlieue(郊外)もので頻繁に描かれる無鉄砲さ…
バンリュー(郊外)映画の傑作を劇場で初鑑賞。
オープニングからエンディングまで衝撃。
若いエネルギーと怒りが全編にこもっていながら、
3人のやりとりは軽快かつユニークで楽しい。
ヴァンサン・ランドン…
フランス バンリュー映画
イスラーム映画祭 神野俊史氏トーク付き
大事なのは落下ではなく着地
ユダヤ、アラブ、アフリカと宗教も人種も異なる移民である3人の若者を通して感じるフランス。
現状から…
「だが大事なのは落下ではなく着地だ」
素晴らしい。痺れました。フランスのバンリューに生きる青年たちの怒りがこれでもないかと伝わってきた。と同時に自分がいかにフランスという国について知らなかったのかも…
このレビューはネタバレを含みます
郊外で育って不平不満を言うのみならずこの現実を変えようと立ち上がるのは凄いことで、でもやり方が多分間違っていて、でも出来ることはそれしか無くて、。みたいなところがラジリのレミゼを見た時と同じで辛かっ…
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