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ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たちのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.5
メタルクウラ。
当時から年代が個人的にバッチリだったということもあるが、これが1番記憶に残ってて、これが一番好きかもしれない。

前回の激闘で太陽に没したはずのクウラが宇宙の文明の力でメタリックな姿でさらに強くなり、蘇る。

舞台は新ナメック星。
フリーザとの戦いでなくなったナメック星から逃れたナメック星人たちが、新たな生活を始めた星。
そこに、謎の星が寄生する。

そこから話が始まる。
と言うことはつまり、ピッコロ。元がナメック星人であるピッコロがまたしても憎い。

いつもの如く悟飯のピンチに現れてメンチ切る。
そこからナメック星人たちをも救おうとする。
いつからかその献身的な姿に胸を打たれる。

一方、メタルクウラに大苦戦の悟空。
そこに登場するベジータ。
そう、これが劇場版で初めて悟空とベジータが肩を並べる。

共闘とは言い難いが、プライドの高いサイヤ人の王子ベジータがカカロットの後を追い遅ればせながら超サイヤ人になり、カカロットと共にサイヤ人のプライドと強さを賭けて立ち向かう。

あの、やっと1体倒したと思ったら、崖の上からワラワラと、、、のシーンはあれは結構衝撃的な名シーン。

「めまいがするぜ」。

ホントその通り。
ベジータのプライドと圧倒的な力の差を見せつけられてる絶望の狭間の何とも言えない気持ちになるシーン。

ただ、そこからの“超サイヤ人の底無しの力”、それが存分に顔を覗かせる結末。

もはや、クウラがメタルになろうと、その彼らの力を吸収して我が物にして使えるもんでもない代物だと言う特別な力。

ピッコロにせよ、ベジータにせよ、絶対に悟空には媚びないが、どこかで彼を認めつつ、自分の力でいつか彼と肩を並べ打倒するために外敵と戦う。

肩を寄せ合って仲良しにはならないが、かと言って、一緒に守らないわけでもない、この感じが堪らない。

ここからの劇場版の新しい形の土台みたいな作品。
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