ノストラダムスを神と崇めるカルト教団とルパン一味のノストラダムスの予言書を巡る戦いを描く。
これ見終わった後にわかった事なんですけどルパンを演じた山田康雄さんから現在声を当てられてる栗田貫一さんに初めてバトンが渡された作品なんですね。wikiを読むまで全く気づきませんでした。
思い返すと確かにちょっと山田さんのルパンよりも固い部分があったなとも思いますがそもそもルパン三世っていうキャラクター自体が国民的人気キャラなんですからその声を初代から引き継ぐっていうプレッシャーを考えたらそりゃ固くもなりますよ「笑」なんだかんだで最後はとっても楽しそうに演じてた感じでしたしむしろ良くやりきられたなあと思います。
お話としては良かれ悪かれいつもの笑いありアクションありの楽しいルパン三世。頭空っぽにして普通に見る分には良いですがちょっと色々詰め込み過ぎ。ノストラダムスっていう題材をあんまりいかしきれてないのもありますがゲストキャラに当たるジュリア達の扱い方がちょっと平凡過ぎるというかそれこそカリオストロの城のクラリス姫見たいなドラマがあるわけではないのが作品としてちょっと決定打に欠ける。もう少し無駄を省いてジュリア達との交流に作品の時間を割いても良かった気がしました。ただそれでも観客を痺れさせる要素があるのは流石のルパン三世。人生を楽しく生きるにはどれくらいアホな事を考えれるかっていうのは完全同意。年齢問わず大人も子供も楽しめる楽しい映画でした。
