佐藤克巳

母の戀文の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

母の戀文(1935年製作の映画)
3.5
1960年代後半のCX「お嫁さん」シリーズを彷彿とさせるホームコメディの先駆的作品として貴重な野村浩将監督の佳作。出来過ぎた嫁坪内美子と柔道四段で模範的サラリーマン亭主小林十九二の熱々夫婦振りと、坪内が母吉川満子、妹高杉早苗、弟突貫小僧の家族を円満に操縦するエピソードを重ねるが、母の恋文を巡り夫婦喧嘩。高杉の彼氏徳大寺伸が仲介の労を取りラブラブラブのハッピーエンド。あの番組のヒロイン梓みちよ、尾崎奈々がとても懐かしい気分。
佐藤克巳

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