クリーム

パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会のクリームのレビュー・感想・評価

3.6
B級です。だけど、今まで観た事のない斬新なストーリー展開は、中々の意欲作。終盤の展開が無理矢理過ぎるのが残念だけど、さすがに予想出来なさ過ぎて、ちょっと面白かった。発想力が良いのとホストのキャラが良かったです。

銀行強盗のジョンは、LAの豪邸のポストから絵ハガキを見つけ、差出人の友人のフリをして家に入り込みます。 主のウォーウィックはパーティーの準備中だったが、友人の知り合いならとワインでもてなします。しかし、ラジオのニュースで正体がばれてしまい、ジョンは彼に刃物を突き付け、パーティーの中止と言う事を聞く様に脅迫するのですが…。



ネタバレ↓



ジョンは、薬入りのワインを飲まされていた為、気を失いテーブルの席に縛られていました。テーブルには6人分の料理が並び、ウォーウィックは妄想の彼等と話始めます。
ここから、ウォーウィックの妄想パーティー。ダンスに歌にセックスまで。過去の犠牲者達のアルバムや映像も見せて来ます。
隣人に助けを求めたり、チェスで勝負したりしますが、いつの間にか気を失い、ジョンはごみ捨て場で目覚めます。傷だらけの顔や首は、全部特殊メイクでした。ジョンは、銀行強盗の共犯者で恋人のシモーンに会いに行きます。
シモーンは、金を持ってトンズラする予定が、ジョンにバレます。ジョンは、彼女から金を取り返し、逃げようとしますが、警察はシーモンを張っていたので、シモーンを逮捕、ジョンは、実は警察官だったウォーウィックが待ち伏せします。そして、ジョンの金をウォーウィックが巻き上げ、ジョンを逃がします。
しかし、ウォーウィックの部下の元にジョンから、2人で写った写真が届き、部下がウォーウィックを追及します。とぼける彼は、家宅捜査を要求されるが、今夜、家でディナーを食べながら、家を自由に見れば良いと話、ディナーの約束をして終わります。

ジョンが、とんでもない変態家主に追い詰められ、いたぶられるのはスカッとしたし、彼女にも騙されてたと言う展開も面白かった。しかし、偶然入った家が警察官で変態の家って言うのは、出来すぎ。ウォーウィックだけが、ジョンを追うのも、即、逮捕されないのもあり得ない。もう少し、あり得る設定なら、最高の作品になったのに残念でした。
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