あるじの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『あるじ』に投稿された感想・評価

お話は至ってシンプルで結末もなんとなく見えているけど画の強さと役者の強さでこんなにも魅力的なものになるのだな、と100年前の作品で実感できるって凄い。マッソが鳥籠と花を抱えたショットとヴィクトルが義…

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NS

NSの感想・評価

4.3
100年前もこういったテーマの映画が撮られていたことに驚き。

やっぱりドライヤーはすごいが、若輩者ゆえサイレントは長さを感じてしまう。

 これはめちゃくちゃ面白いです!!

 今のところドライヤーの作品で一番好きです!

 とある家庭の乱暴DV夫ヴィクトルの暴行に耐える妻イダと子供たち。それを見たお手伝いのマッソ婆さんが救うために、…

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Sari

Sariの感想・評価

4.1

〝性格描写の習作〟として評価される作品。ドライヤーとスヴェン・リンドムの合作による台本で、原作はスヴェン・リンドムの「暴君の失落」。この映画はドライヤーの日本で最初に公開された作品である。本作品のヒ…

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カール・ドライヤー監督作品。

原題は『Du skal ære din hustru』、邦訳すると『汝妻を敬うべし』。
教訓劇というものがあるらしく、本作はその形式だ。
なんともジェンダース…

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観てる時に思い出したのは成瀬の妻よ薔薇のやうにだけど、あれより10年も前にこんな作品があったとは!バグって言葉が出てこない。
ニシ

ニシの感想・評価

4.7

いかんせん皮肉に思える。2人がこの後幸せになる未来は全く見えない、亭主に家事能力が付いたのならば体の弱いカミさんなんかと同居せず1人で生活すればいいし、カミさんはカミさんで田舎での療養生活中にオヤジ…

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冒頭、妻が無駄のない動きで家事を一つ一つこなしていく様子を固定ショットで捉え、しかも今度は朝食のパンとサラミの支度をする妻と娘の息のあった連携を真上横移動のカメラで捉える。『少女ムシェット』における…

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tetsu

tetsuの感想・評価

3.9
最後円卓に椅子並べるのいいな〜食卓を中心に構成された作品だし、それまで歪みあってただけに安堵感やばい!
shinichiro

shinichiroの感想・評価

4.0
◎ 暴君の失墜
汝、妻を敬うべし。
家父長制からの転換
ヴィクトールとイダ、マッス
男尊女卑を憂う、笑い飛ばす100年前の傑作室内劇

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