カール・ドライヤー監督作品。
原題は『Du skal ære din hustru』、邦訳すると『汝妻を敬うべし』。
教訓劇というものがあるらしく、本作はその形式だ。
なんともジェンダース…
汝、妻を敬え。家庭を敬え。
暴君夫への再教育。
コミカルな皮肉含みの教訓劇ながらショットの洗練度がさすが。
夫があんなにイヤな奴だったのは
躾の仕方が絶妙にイヤミで意地の悪いあの乳母の影響では、…
この明確な構造を持つ家庭ドラマは、特に妻の不在後に家族内のダイナミクスがどのように変化するかを、夫の元乳母であり家政婦として務める老婦人の巧みな手腕を通して、ひたすらに描き出します。この家政婦は、単…
>>続きを読むはたらく女性の逞しきを格好よく描かれていて、なんと美しいこと!
コミカルなのにハートウォーミングからは程遠くて不思議。根源からのオートマチックそして戒的であるからにして男性は痛みを伴うだろうけれど、…