1925年
第二波フェミニズムの初頭くらいのタイミングで家庭内の女性の活動に目を向け、家父長制をシニカルでコミカルに描いていて、ひたすら「え、すごい〜!」て言いながら観てた。
失業し、家庭内で家族…
<メモ>
・一日中忙しなく働く妻、暴力こそ振るわないが、妻のやることなすことにモラハラ言動を繰り返す夫(あるじ)
・耳に木綿でも詰めてるのか?
・字幕だけでも気分を悪くする素晴らしい表情演技
・穏や…
ドライヤー作品の中ではわかりやすく喜劇的。
私の観たDVDだと名前の訳が夫:ジョン、妻:メアリー、乳母:ナナになってた。
ほぼ100年前の映画だけど、今もなお今日的なテーマだった…(軽い寒気)
冒頭…
男って、今も100年前も少しも変わらないのですね。物理的な大きさや力で他者を圧しようとする生き物、心の底から嫌悪します。例え、自らの行いを改めようともその過去は消えないし、その態度が未来永劫保持され…
>>続きを読む大分前に観たきりだけどめちゃくちゃ好き。怠慢な家長を悔い改めさせる恩師、母性の征服。柱時計を挟んで和解する男女の図は『奇跡』へと継承されていく。『悪魔のような女』然り日本では廊下に立たされてる感覚?…
>>続きを読む朝から晩まで息つく暇もなく家事や育児に追われる主婦と、理不尽な注文や些細な不都合にかこつけて妻をいびる我儘な夫の話。そんな夫に執拗に責め立てられる妻を見かねた夫の乳母は、恩知らずな彼を改心させるため…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
めっちゃ好き!最初形式的な亭主関白、勧善懲悪ものかと思いきや、家事を通した人と人の触れ合いや、愛まで描いていた!おばあちゃんのハードさが堪らないし旦那さんの愛と奥さんの愛、更には子供との関わり、ラス…
>>続きを読む男が稼ぎに出る。女が家を守る。家族がメシ食えてるのは、男が働いてるから。だから男は、家で偉そうにしていい。俺がこの家の「あるじ」だからだ、と。家父長制にかこつけて意地でも台所に立とうとしない今のオジ…
>>続きを読むとある一家のサイコパスな暴君あるじ、それに虐待される家族とペット、そしてそんな主人の性根を叩き直そうとする元乳母の婆さん、リアリズム迸るホームドラマの痛快劇。
アンチ家長制度。アンチ男尊女卑。このテ…