ぼびっと

第九軍団のワシのぼびっとのレビュー・感想・評価

第九軍団のワシ(2010年製作の映画)
3.1
原作はサトクリフという方の児童書なのですが、原作ファンからは当時、こんな重要なシーンをカットするとは!メッセージ性が…など、批判的な感想が多かったようですので、先に観賞してから原作を読むことをおすすめします。映画版だけを観れば、なかなかシンプルかつストレートで、父が失ってしまったローマの勝利と栄光の象徴である、黄金の鷲を主人公が取り戻す旅にでる、という物語です。
当時領土拡大で遠征を行っていたローマと、それに頑強に抵抗していた北方の各部族達の様子などがなかなか興味深く描かれています。
主人公を演じるチャニングテイタムと、奴隷として付き従うエスカ役のジェイミー・ベルの主従関係の逆転劇も面白いし、何よりアザラシ族の怖さが…!
割りと足に弱点集中な主人公(馬で移動)をじわじわ追い詰める脅威のクールランニングっぷりは緊張感ありました。
チャニングテイタム好きさんにもおすすめします!