いわやん

狼の紋章のいわやんのネタバレレビュー・内容・結末

狼の紋章(1973年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

この作品、かなり前に観て好きでした。

ある学園に、「犬神」と言う転校生が。
でも、その学園には羽黒とその仲間の不良集団が。

犬神を気遣う女の先生の「青鹿」は、その余りに羽黒の集団に狙われる。

夜道で暴走族に、青鹿先生が襲われそうになった時、一匹の狼が・・。

原作があの平井和正で、犬神は実は狼に変身出来る設定で。

犬神の心の葛藤を描いていて、学園では何をされても無抵抗を決めているけど、先生に危害がおよぶ時には感情的に・・。

当時の学園モノにありがちな舞台設定で、不良で荒れているのと、学園内で紛争グループが存在していて。
その辺りは、以前は何も感じませんでしたが、今ならこんな設定では見る方が付いていけないでしょうね。

ラストに、犬神が先生を慕う意味が。

ちなみに、最初に観た頃は学園ドラマで大人気だった志垣太郎がカッコ良くて。
あの時代、志垣とか石橋正次がカッコ良くて「アイアンキング」も好きでした。
志垣は、この後に「あかんたれ」と言うドラマで不良以外の役もこなしていき、お笑い系で「デビル志垣」になってしまいます(泣)

ヒロインの安芸晶子は、特撮好きな私は「ミラーマン」での隊員役が印象にあって、クールビューティーなとこがいいですね。

最後に、この作品は今は敵役の羽黒を演じた「松田優作」で有名になりましたけど、あくまでも私は志垣太郎と安芸晶子押しで(笑)

追伸、当時の特撮では狼が人を襲うシーンが迫力に乏しく、それゆえに評価が低くてちょっと寂しいです。
いわやん

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