美しい街の風情と、音と光と風、そしてアンニュイな空気を織り交ぜて撮りあげた、雰囲気イケメンならぬ雰囲気映画。
もっとありていにいうと、ようこんなもん撮ったな!?というのが(かなりの)本音の、スペイ…
冗長な印象は受けるが傑作だと思う。
冒頭の闇と光。エリセは夜明けとしてそれを使ったが、ゲリンは行きずりの光を闇に泳がせてみせる。ともに美しいだけでなく、作品全体を象徴する素晴らしいオープニングシーン…
ちょっと格好良すぎて…自分には合いませんでしたが、なにげない無意識の時間を写していることに好感を持ちました。時がハッと止まるような、鮮烈な瞬間を探している。この映画の主役は、かたちのない街の風や音な…
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